宮城県気仙沼市/新庁舎基本計画策定/延べ1万平米、26~27年度供用開始めざす

 ◇年度内に設計プロポ
 宮城県気仙沼市が「新庁舎建設基本計画」を策定した。新庁舎の想定規模は延べ9000~1万平方メートル程度、概算事業費は83億8300万円(税込み)と試算した。整備手法は設計・施工分離発注方式を採用。調査・設計に着手するため、年度内に公募型プロポーザルを実施する。2022年度から建設地の旧気仙沼市立病院を解体し、敷地造成と建設工事を行う。供用開始は26~27年度を目標とする。
 築60年が経過する現庁舎は施設の老朽化や耐震基準を満たさないなど防災面の課題を踏まえ、八日町から移転新築する。新たな建設場所は、旧気仙沼市立病院跡地となる田中で敷地面積は2万6586平方メートル。延べ床面積は最大1万平方メートルを見込み、行政機能が約8200~9000平方メートル、情報発信や市民交流などの市民利用機能が800~1000平方メートルの規模を見込む。
 事業手法は、設計・施工分離発注方式で、設計者選定に当たってはプロポーザルを採用する。
 概算事業費は主に建設工事費が49億5000万円、調査・設計費は3億8800万円、旧病院解体工事費が12億6000万円、解体調査・設計費が6700万円、敷地造成費が調査を含め6億7400万円などと試算している。
 新庁舎の基本構想は国際航業、基本計画策定支援業務は梓設計が担当した。

(日刊建設工業新聞様より引用)