岐阜県御嵩町/新庁舎建設基本構想案/町産材で木造庁舎、9月末に基本計画策定

 岐阜県御嵩町は1日、新庁舎建設基本構想案を公表した。新庁舎は町産材を使用した木造とし、2階建てで延べ床面積は約3500~4700平方メートルの規模を想定。移転先は国道21号可児御嵩バイパス(BP)エリア内で、新庁舎と同一敷地内にホール、保育園、児童館を集約する。今後は9月末に基本計画を策定し、新庁舎とホールの基本設計に着手する。20年度に着工し22年度の完成を目指す。
 移転先の21号可児御嶽BPエリアは、名鉄御嵩駅の南西に位置する。このうち約2ヘクタールを建設地に充て新庁舎、災害時に避難拠点となるホール、児童館、保育園(民営化を予定)を整備する。駐車場は4施設で一体的に利用する。
 新庁舎は木造とするため、本年度に町産材の強度試験も行う。9月末に策定する基本計画で各施設の構成や規模、建設位置を決め、新庁舎とホールの基本設計を開始する。そのほか、本年度は敷地造成や周辺道路の概略設計、地権者との用地交渉や農業振興地域からの除外申請など施設整備に必要な各種手続きも進める。町は当初予算に新庁舎建設基本設計費として6720万円を計上している。

(日刊建設工業新聞様より引用)