弘電社/都内で創立100周年記念式典開く/650人が節目祝う

 弘電社は2日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京で、創立100周年記念式典を開いた。松田春紀社長はじめ、同社やグループ会社の役職員ら約650人が出席し、1世紀の節目を盛大に祝った。
 冒頭、松田社長は「創立100周年のお祝いということで、国内はもとより、中国・北京、インドネシア・ジャカルタからも大勢の社員にきてもらった。これだけのがパワーがあれば何でもできると確信している」と喜びを述べた。「当社が創立した1917年からしばらくは、世界恐慌や関東大震災、世界大戦などがあり動乱の時代だった」とも振り返り、「その時代を乗り越えてきた先人たちの努力に敬意を表し、柔軟に変化に対応できる強い会社を築いていきたい」と今後への抱負を語った。
 式典では、同社の歴史などに関するクイズ大会などが催されたほか、代表者による決意表明が行われ、「次の50年、100年に向かって全員で力を合わせて団結していこう」と誓い合った。
 同社は、電気事業の発展で発電所や送・配電線工事の需要が拡大しつつあった1910年3月、東京市京橋区で「合資会社弘電舎」として弘田国太郎氏が創業した。その後、組織変更などを経ながら1917年6月に「株式会社弘電社」を設立。資本金50万円、10人足らずの社員でスタートしたという。現在では、北海道から沖縄まで全国に支店や営業所を構えるほか、中国・北京にも拠点を設け、グローバル展開を加速させている。

(日刊建設工業新聞様より引用)