電源開発、新日鉄住金/鹿島火力2号機(茨城県鹿嶋市)が着工/20年7月運転開始

 電源開発と新日鉄住金が共同出資する発電事業会社の鹿島パワーが茨城県鹿嶋市で計画していた「鹿島火力発電所2号機」が、このほど着工した。
 世界最高水準の高効率発電技術である超々臨界圧(USC)発電を導入。環境負荷低減の関連設備を適切に配置した最新鋭の石炭火力発電施設を整備する。施工者、事業費は非公表。20年7月ごろの営業運転開始を目指す。
 建設地は鹿嶋市光3の新日鉄住金鹿島製鉄所構内。発電方式はUSC微粉炭火力。出力は64万5000キロワット(発電端)。
 新日鉄住金が運用する鹿島火力発電所1号機(発電出力50万7000キロワット)に続いて、2号機の事業化に当たり、同社と電源開発は13年に事業主体の鹿島パワーを設立。今年8月に環境影響評価手続きが完了し、着工に向けた準備を進めていた。

(日刊建設工業新聞様より引用)