千葉県柏市/北柏駅北口民活可能性調査業務プロポ公告/5月19日まで参加受付

 千葉県柏市は8日、「北柏駅北口地区における民間事業者を活用した施設整備等に係る実現可能性調査業務委託」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。市有地を含む最大約1・5ヘクタールの街区を有効活用し、にぎわいある街づくりにつなげることが狙い。参加申し込みを19日まで受け付ける。企画提案書の提出期限は6月15日で、選定結果は同下旬に通知する。
 参加条件は、07~16年度に、地方自治体から受託した類似業務を行った実績があること。街づくりや施設整備での民間事業者活用などに関する調査や、公的不動産の民間活用へのアドバイザリー業務、これらに伴う民間事業者募集の支援業務などが実績の対象となる。
 計画地は、市施行で進めている北柏駅北口土地区画整理事業区域内の22~26、28~29街区。JR常磐線・北柏駅に隣接している。約1・5ヘクタールを想定しているが、地権者の合意が得られない場合は対象エリアを縮小する。このうち5310平方メートルは市や関連団体が所有している。土地区画整理事業の計画では、商業・業務系土地利用や複合系土地利用などが想定されている。
 委託する業務では、地元権利者との勉強会の開催や、外部環境調査などを行うとともに、民間事業者が参画しやすい事業スキームを検討する。候補者となるような民間事業者や、投融資を検討する金融機関などへのヒアリングも行う。
 予定委託期間は18年3月31日まで。委託額の上限は410万円(税込み)。
 市は、18年度に「事業手法などの確定支援業務(詳細計画)」、19年度に「民間事業者募集の支援業務」を発注する予定で、これらを今回の業務の委託先と契約することも視野に入れている。想定予算は、18年度が約600万円(税込み)、19年度が約2000万円(同)。

(日刊建設工業新聞様より引用)