日本メイスン財団ら/東京タワー至近で大規模再開発、西武建設で5万平米解体

 日本メイスン財団(東京都港区)らが東京都港区の芝公園エリアで大規模な再開発を計画している。東京タワーの北側に接する約1万平方メートルの敷地で12月、「メソニック38MTビル」など2棟総延べ約5万平方メートルの解体に着手。解体施工は西武建設が担い、2024年7月までに終える。敷地内にあり森トラストが権利を持つ「メソニック39MTビル」もテナントが退去し閉鎖されている。同社は同ビルに関し「解体するかどうかを含めてまだ決まっていない」としている。
 計画地は芝公園4、麻布台2。解体が決まっているメソニック38MTビルはSRC造地下3階地上14階建て延べ4万4505平方メートルの規模。森ビルが1981年に建設した。
 敷地内にある「東京メソニックセンター」も解体する。建物はRC造地下3階地上2階建て延べ6099平方メートルの規模。日本メイスン財団は英国発祥の結社「フリーメイソン」の日本支部で、同センターは同財団の活動拠点として使われていた。
 再開発は芝公園四丁目再開発事業法人(東京都大田区、林令史代表社員)を事業主体として推進する。東京メソニックセンターは工事期間中、芝パークビル(芝公園2の4の1)に仮移転している。
 閉鎖されているメソニック39MTビルはSRC造地下2階地上12階建て延べ1万9468平方メートルの規模。1983年に建てられた。

(日刊建設工業新聞様より引用)