埼玉県越谷市/新庁舎建設基本設計プロポ公告/10月31日まで参加受付

 埼玉県越谷市は24日、「新庁舎建設基本設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。参加表明書を31日まで受け付ける。1次審査を経て技術提案書を12月16日まで受け付ける。2次審査ではプレゼンテーションやヒアリングを実施し、審査結果を17年1月上旬に通知する。契約は同1月中旬から下旬を予定している。契約限度額は4500万円(税込み)。履行期限は18年3月15日。
 現在の庁舎敷地(越ケ谷4の2の1)に新本庁舎などを整備する計画。新設する建物は総延べ約1・6万平方メートルの規模を見込んでいる。
 参加要件は、同市に建設コンサルタントの業種でA等級に格付けされていること。01年4月以降に、都道府県や市区町村が発注した延べ1万6000平方メートル以上の議事堂を持つ庁舎の設計を行った実績が必要となる。加えて、延べ1万3000平方メートル以上の免震または制震構造建築物の設計実績も求める。
 建設地には現在、本庁舎と第二、三庁舎があり、本庁舎を解体して新本庁舎を整備する。新本庁舎と第二庁舎の接続部分には市民の交流スペース「(仮称)市民協働ゾーン」を設ける計画だ。建物の規模は、本庁舎が地下1階地上8階建て延べ約1万3000平方メートル、市民協働ゾーンが3階建て延べ約3000平方メートルを見込み、免震構造を採用する。詳細な規模は基本設計の中で検討する。
 今後の事業スケジュールは、18年度に実施設計と、南側低層部の解体工事に着手。19~20年度に解体後の敷地に新本庁舎を建設する。21年度に残った本庁舎部分を解体し、22~23年度にはそこに市民協働ゾーンを整備する。全体事業費に78億5000万円(税込み)を見込み、うち工事費は60億5000万円(同)と想定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)