女性活躍応援/おかずクラブが富士訓練センターに一日入校/鉄筋作業や重機操縦体験

 国土交通省と吉本興業グループが建設業の女性活躍を応援するキャンペーンの推進役として結成した「おうちクラブ」。メーンキャラクターの女性芸人「おかずクラブ」(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)が3日に富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)を訪れ、鉄筋や左官などの作業を体験するとともに、研修中の女性受講者と懇談した。一日体験を通じて、おかずクラブの2人は「女性でもできる。女性に来てほしい」と建設業の魅力を発信した。
 おうちクラブは、建設現場での作業体験などさまざまな活動を通して全国で活躍する女性の姿を紹介するとともに、その魅力を伝えるグループ。最前線で活躍する女性を全都道府県で探し出したり、現場作業を体験したりしながら、建設業の魅力をアピールするキャッチフレーズを考案する。各種イベントへのブースの出展や他産業との連携などさまざまなキャンペーンを16年度末まで全国各地で展開する。
 おかずクラブは魅力発信のコンテンツを作るため、富士教育訓練センターでロケを行った。朝礼から参加し、鉄筋、型枠、左官、足場(雨天のため見学)の4コースを実習。さらにパワーショベルとドローン(小型無人機)の操縦も体験した。
 印象に残った体験について、ゆいPさんは「鉄筋の結束作業は難しかった。ドローンの操縦は楽しく、免許も要らないので購入を考えています」と笑顔で語った。相方のオカリナさんは「建設の仕事が意外と手作業なのに驚いた。重機の操作はテンションが上がった」と話した。
 一日を振り返り、ゆいPさんは「受講生や講師の皆さんが本当にこの仕事を好きでやっていると感じた。おしゃれを我慢せず、仕事と女性を両立している」と感想を述べた。オカリナさんも「女性でも働けると聞いていたけれど、実際に体験するとその意味がよく分かった。これから女性が活躍できる仕事だと思う」と女性や若者の入職に期待を寄せた。

(様より引用)