愛知県有料道路民営化事業がスタート/「愛知県モデル」を国内外に発信

 有料道路では全国初のコンセッション(公共施設等運営権)事業となる愛知県有料道路運営等事業が1日、スタートした。愛知県道路公社が管理していた県内の有料道路8路線の運営を、前田建設などが設立した特定目的会社「愛知道路コンセッション」に移管。同日から8路線のうち中部国際空港連絡道路などの料金が半額となった。=12面に関連記事
 愛知県などは同日、半田市で開始記念セレモニーを開催。大村秀章知事は「この事業を成功させ、『愛知モデル』として国内外に発信していきたい」とあいさつ。愛知道路コンセッションの東山基代表取締役は「お客さまに安全・安心などの道路サービスを提供することが事業の根幹となる。沿線での地域活性化事業などにも取り組み、利便性や快適性を感じてもらえる道路を目指す」と意気込みを語った。
 来賓の山本幸三地方創生・行政改革担当相は「財源が厳しくなる中、インフラの民間運営は避けて通れない。事業を成功させることが地方創生や岩盤規制の改革につながる」と事業の成功に期待を寄せた。続いて大野泰正国土交通大臣政務官もあいさつした。

(日刊建設工業新聞様より引用)