東京都/入札契約手続きで押印不要に/4月1日以降公告案件から

 東京都は4月1日以降に公告する発注案件から、入札契約手続き関連書類の一部で押印を不要とする。▽見積書(紙による場合)▽完了届(既済部分検査請求書含む)▽納品書▽積算内訳書-の4種は「記名(氏名をパソコンなどで記載)」、▽請書▽入札書(例外的に紙により提出する場合)-の2種は「署名(氏名を自署)」での対応を可能とする。法令に基づき記名・押印が必須となる契約書は従来通りの運用となる。
 都が昨年10月に発表した「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた5つのレス徹底方針」に基づく取り組み。同方針では「はんこレス」の実現に向け、遅くとも2020年度内には慣習的に求めていた押印を原則廃止し、本人確認などで必要な実印などをデジタル化するとした。21年度には都庁内部の起案を原則すべて電子決済とする。このほかにも▽ペーパーレス▽キャッシュレス▽タッチレス▽FAXレス-に取り組んでいる。

(日刊建設工業新聞様より引用)