静岡県磐田市/ながふじ学府一体校整備設計プロポ公告/5月17日まで参加受付

 静岡県磐田市は8日、「ながふじ学府一体校整備基本・実施設計業務委託」の委託先を選定するため公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加表明書の提出期限は17日。1次審査で5者程度に絞り込み企画提案書の提出を要請、6月21日から30日まで企画提案書を受け付ける。ヒアリングを経て7月中に結果を公表する。契約限度額は1億7110万円(税込み)。
 参加資格は、▽単体か複数の設計共同体(JV)▽1級建築士事務所の登録▽単体とJV構成員のうち1者以上は、中小一貫校(延べ5000平方メートル以上)もしくは小学校または中学校(いずれも延べ1万平方メートル以上)の新築または改築に関する設計業務実績-など。
 技術提案のテーマは、学級数の変動に対応する多機能で柔軟な教育空間づくりなど5項目。選定された設計者は7月中に市と契約を締結する。18年2月末までに基本設計、同12月28日までに実施設計を完了させる。
 この事業は、施設の老朽化が進む豊田北部小学校と豊田中学校の改築に合わせ、豊田中敷地(約3万3000平方メートル)に市で初となる学府一体校を整備する。計画では、校舎の総延べ床面積は約1万6000平方メートル。教室は普通教室が31学級(小学校18、中学校13)、特別支援教室は7学級。建物の構造はRC、S、W造を比較検討し中間報告時に決定するが、可能な限りW造または木質化することを求めている。屋内運動場・武道場は延べ約2750平方メートル。グラウンドは約1万8000平方メートル。
 総工事費は約60億円(既存施設の解体、外構・グラウンド整備など含む)。建設地は加茂243。19~20年度で建築工事を進め、21年4月の開校を目指す。
 業務説明書などは市ホームページに掲載。資料の提出、問い合わせ先は教育委員会教育総務課学府一体校推進室(電話0538・37・2115)。

(日刊建設工業新聞様より引用)