SGリアルティ、IHI/東京都江東区に大型物流施設開発/フジタで3月19日着工

 SGホールディングス傘下のSGリアルティ(京都市南区、金光正太郎社長)とIHIの2社は、東京都江東区で共同開発する大型物流施設の施工者をフジタに決めた。同社は設計も担当。建物は延べ床面積17万平方メートル超となる。16日に地鎮祭を開き、19日に着工する。20年8月末の完成を目指す。事業費は公表していない。
 工事件名は「(仮称)新砂2・3丁目計画新築工事」。建設地はIHIの工場跡地の一部とSGリアルティが取得した開発用地を合わせた7万4296平方メートル(江東区新砂2の625の27、3の2の5ほか)。建物はS造7階建て延べ17万6400平方メートルの規模。倉庫部分と事務所部分で構成し、1~2階は佐川急便の中継センター、3~4階は外部テナントへの賃貸倉庫として利用する。
 整備する物流施設には佐川急便の既存の中継センターの機能を集約。処理能力の高い搬送機器導入との相乗効果で、庫内作業の自動化・省力化の促進と幹線輸送ドライバーの待機時間の短縮を狙う。首都高速湾岸線の新木場インターチェンジ(IC)から約3キロに位置し、首都圏や都心部だけでなく地方への配送にも優れる立地条件。東京メトロ東西線南砂町駅から徒歩4分の距離で、庫内労働者も確保しやすいと見ている。

(日刊建設工業新聞様より引用)