三井不レジ、丸紅/横浜市中区に超高層複合施設、鹿島で着工/市内最高の58階建て

 三井不動産レジデンシャルと丸紅は1日、横浜市中区で計画している超高層複合施設の建設工事に着手した。58階建て延べ16・8万平方メートル規模の住宅・商業・文化複合施設で総戸数は1100戸、横浜市内では最高層・最大規模となる。設計・監理・施工は鹿島が担当。20年2月の竣工を目指す。
 建物名称は「(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト」。建設地は中区北仲通5の57の2ほか。横浜のみなとみらい21地区と関内地区を結ぶ横浜の中心エリア。20年6月には隣接地に新市庁舎が移転する予定。敷地面積は1万3135平方メートル。建築面積は8760平方メートル。建物はRC一部S造地下1階地上58階建て延べ16万8225平方メートルで高さは約200メートル。
 分譲住宅を中心に宿泊施設、商業施設、文化施設などで構成し、46~51階にはサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッド」が横浜エリアに初進出する。分譲マンションは5~58階(46~51階を除く)。低層階の1、2階には延べ約6000平方メートルの商業・文化ゾーンを整備。スーパーマーケットやカフェ、レストランなどが入る予定。
 建物基壇部には横浜市認定の歴史的建造物「旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫およびC号倉庫(倉庫棟)」を文化創造の核として保存・復元する。

(日刊建設工業新聞様より引用)