三井住友建設鉄構エンジ/香川県観音寺市に新工場/鋼橋製造も視野

 三井住友建設鉄構エンジニアリング(千葉市美浜区、徳田紳二社長)は、香川県観音寺市に新工場を計画している。同坂出市にある工場の機能を移転し、浮桟橋やハイブリッドケーソンを製造する。将来的には鋼橋の製造も加える予定だ。2022年度に業務の一部を開始し、24年11月から本格的な業務開始を目指す。設計者や施工者は未定。
 建設地は観音寺市凪瀬町18の1、2。敷地面積は1万5620平方メートル。うち定盤や加工場スペースは1万0941平方メートル。事務所棟などを建設する。用地は昨年9月に県から取得した。
 県は企業誘致条例に基づき、投下固定資産額に対する助成や新規雇用者数に応じた助成を予定している。同社は新規に18人程度を雇用する。投資額は約7億6000円を見込む。
 これまで稼働していた坂出工場は閉鎖する。今後は観音寺工場と岡山県玉野市の玉野工場の2拠点体制で、海洋構造物の需要に対応していく。

(日刊建設工業新聞様より引用)