三菱地所設計/アリ金融グループ本社設計(中国杭州市)を受注/延べ31万平米

 三菱地所設計は、中国のインターネット金融最大手、アリ金融サービスグループの各社が入居する大型総合本社ビル建設プロジェクトの設計業務を受注した。アリババの本拠地である浙江省杭州市西湖区の敷地(面積8万8500平方メートル)に約8000人の社員が執務可能な延べ床面積約31万平方メートル規模の本社ビルを建設する計画で、近く詳細な設計を固める。11月に着工し、19年10月の完成を目指す。
 三菱地所設計は、事業主の杭州云柯科技が14年末に実施した国際コンペに参加し、周囲の豊かな自然環境と調和する「ガーデン・オフィス」をコンセプトとする計画案を提案。傾斜地に沿った分棟配置の施設群の中にテラスや中庭を多数設けることで、ワークプレースに憩いと活気を創出する計画や、周辺の山並みに溶け込むような水平線の重なりを意識したシンプルな外観デザインが高く評価され、今回の受注に至ったとしている。
 建物はRC造(一部S造)地下3階地上10階建て延べ31万2500平方メートルの規模。設計費を含む全体事業費は公表していない。

(日刊建設工業新聞様より引用)