シンガーソングライター・ピコ太郎さんの話題曲「ペンパイナッポーアッポーペン（ＰＰＡＰ）」が爆発的なヒットとなっている。動画サイトでの再生回数が先月下旬までに４・５億回を超えたというから驚きの人気だ▼コミカルな和製英語の歌詞とメロディーは、一度聞いたら耳から離れない面白さがある。子どもから大人までファン層は広く、老人介護施設でも、まねをすると笑いながら良い運動になるとお年寄りに好評という▼カナダの歌手ジャスティン・ビーバーさんがツイッターで紹介したことも人気に火をつけたと通信社が報じていた。先週には米ビルボード誌の音楽チャートトップ１００以内に入った最短曲として、ギネス世界記録にも認定されたことが明らかになった▼既にその人気ぶりは世界的な社会現象の一つと言えよう。もともとＣＤリリースされた曲ではなく、動画サイトが持つ影響力の大きさにあらためて驚かされる▼建設業界でも動画サイトを利用したＰＲが増えている。再生何億回に上るミラクルにはならなくても、動画を見て一人でも多くの若者や子どもが興味を持ってくれるのを期待しよう。