広島県/建築学生チャレンジコンペ実施概要を公表、7月6日にキックオフイベント

 広島県は、「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2024」の実施概要をまとめた。2024年度は、大崎上島町の「大西旅客待合所」が対象。7月6日に広島市南区のエールエールA館で開くキックオフイベントで、コンペ実施要領などを配布し応募申し込みの受け付けを開始する。10月上旬に1次審査結果を公表、11月16日に公開による最終審査を行い審査結果を公表する。
 チャレンジコンペは、魅力ある建築物創造事業の一環として全国の建築学生を対象に実施するもので、広島県のブランドイメージの向上、将来の建築業界を担うクリエーティブな人材育成を目的に2013年度に開始。今回で11回目となる。
 本年度の題材は、大崎上島町の「大西旅客待合所」。最終審査で最優秀賞1点、優秀賞2点、審査委員長特別賞数点を選ぶ。最優秀作品については提案学生の監修の下、その提案趣旨を踏まえ実施設計者が設計を進める。キックオフイベントでは、チャレンジコンペの審査委員長を務める原田真宏氏(芝浦工業大学建築学部建築学科教授〈MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO共同主宰〉)によるトークイベントやコンペ、対象建築物の概要説明などを行う。
 審査委員は、委員長・原田氏、キノシタヒロシ広島工業大学非常勤講師(キノシタヒロシ建築設計事務所主宰)、奥本卓也広島女学院大学非常勤講師(奥本卓也建築設計事務所代表取締役)、小田博大崎上島町副町長、新村貴史広島県土木建築局空港港湾担当部長、川畠満広島県土木建築局建築技術担当部長の6人。

(日刊建設工業新聞様より引用)