風力発電企業が破産

大口債権者が申し立て


太陽光発電や風力発電を土地付きでパッケージ販売する事業を手掛けていたライズデザインファクトリー(東京都豊島区)が4月19日、破産手続きの開始決定を受けた。
大口債権者であるA社が破産申し立てを行ったことにより、東京地方裁判所で決定した。

破産管財人の守屋法律事務所(東京都港区)守屋宏一弁護士は「債権額は3億5000万円に上り、今後の調査によりまだ増える可能性がある」と話す。

1500万円を支払ったが発電事業を始められなかった作野裕樹オーナーが、ブログにより会員を募る形で詐欺被害者の会を4月1日に立ち上げたばかりだった。
発注し入金してから約3カ月で風力発電設備が完成し、稼働を始める予定だったが、工事の手配や発電機などの手配が遅れているなど、あらゆる言い訳で先延ばしされ、返金を求めても応じないという内容だった。

詐欺被害者の会のメンバーの一人で2000万円を入金した大沼勇治さんは「破産管財人にはきっちりと金の流れを明らかにしてもらわなければ納得がいかない。記者会見を開き被害者に頭を下げて謝ってほしい」と述べた。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)