2017年の流行色を発表

消費者に色の啓蒙活動進める

関西ペイント(大阪市)は5日、グループが発信する流行色『関西ペイント カラーフォーキャスト2017』の発表会を開き、来年の色として『In the Mood(インザムード)』を選んだ。

カラーフォーキャストとは、英のColour Hive社(英・ロンドン)と提携し経済や世相といった世界中の情報から次の流行色を予測し、それをインテリア空間に合わせ4つのテーマとして提示するもの。
関西ペイントグループとしては2年前から実施してきた。

選ばれた4つのテーマは、押しつけがましさや派手さを控え清潔感を強調した『アノニマス』。
温かみのある土地や自然の風景からインスピレーションを得た『ターレイン』。
寒色系のクリアな淡色により鮮明で明るさを持つ『プリズム』。
そして、バランスと調和を生み出す瞑想がイメージで柔らかな印象の『ポーズ』だ。

その中から、関西ペイントの2017年のテーマ色として選んだのが『In the moodi』だ。
グレーと紫との中間色で、大地をイメージし平穏さを感じさせる。
会場では、企画推進リーダーのグローバルカラーマネージャーのAnne Roselt(アン・ロゼルト)グローバルカラーマネージャーが解説をした。

石野博社長は「賃貸住宅では、原状回復の問題や住み手の認知度の低さからまだ住宅を塗装するという行為が広がっていない。カラーフォーキャストのような啓蒙活動を続けていく」と語った。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)