熊本県八代市/新南部学校給食センター、24年度にDB事業者選定

 熊本県八代市はDB+O(設計・建設の一括発注、運営の別途発注)方式で行う「(仮称)新南部学校給食センター施設整備事業」について、建設地を中北町内に決定した。建設地の敷地面積は約1万0900平方メートル。2024年度の初頭にも用地取得を完了する見込み。同年度中にDBの事業者を公募型プロポーザル方式で選定する。設計、建設の期間を経て、27年9月の供用開始を目指す。
 市は27日開会の市議会定例会に提出する23年度12月補正予算案で、中北町の用地取得費、補償費などで1億2620万5000円を計上した。
 3月に策定した学校給食施設の整備に向けた基本計画によると、新南部給食センターの提供食数は1日当たり6000食程度、維持管理・運営の期間は建設後15年間で想定している。現在、アドバイザリー業務を長大に委託し、DBの事業概要整理、実施方針・要求水準書案の作成、詳細な施設規模の検討、事業費の精査などを進めている。
 基本計画では新南部給食センターのほか、市の北部エリアを配送対象とする新給食センターの構想も盛り込まれた。提供食数は2500食程度で、南部センターの完成後に設計、建設を行い、31年9月の供用開始を想定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)