長野県/浅川ダム(長野市)の試験湛水開始/本体施工は大林組JV

 長野県は11日、国の補助事業で建設した治水ダム「浅川ダム」の試験湛(たん)水を開始した。ダムの建設地は長野市浅川一ノ瀬。重力式コンクリートダムで、堤高53メートル、堤頂長165メートル、堤体積14万3000立方メートル、総貯水容量は110万立方メートルの規模。本体工事は大林組・守谷商会・川中島建設JVが担当した。
 試験湛水ではダムに水をため、堤体の変位や斜面の安定性・地滑り対策工の効果などを目視や観測によって確認する。
 堤体上部の常用洪水吐き流入部上部に仮設置済みのゲートを下げて流入部を閉鎖し、湛水を開始。放流管を通して下流部で必要な量の水を流す。試験湛水中の水位や状況は県のホームページに随時掲載する。

(日刊建設工業新聞様より引用)